糖尿病が生まれた歴史背景としては、文明の利器によって体を使わなくても暮らせるようになった事が大きいのでしょうね。消費カロリーより摂取カロリーが大きいから肥るわけですから・・

その昔、機械文明以前までは、肉体労働による消費量とカロリーの摂取量はバランスがとれていたわけで、糖尿病や肥満は特権階級以外にはほとんどみられませんでした。

例えば2000年前から王侯貴族には肥満、糖尿病や痛風などの生活習慣病がありました。インスリンなどはその時代はなかったので、糖尿病にかかると平均で5年くらいしか生きられなかったようです。

ですが近代文明以降、一般の人でもカロリー消費量が摂取量を下回るようになり、糖尿病や肥満の人が増えてきたのです。

もちろん、肥満というのは周りの人と比較して多く食べるからなるのではなく、自分の消費カロリーに対して摂取カロリーとその吸収能力が大きいからなるのです。

結局は、「摂取カロリー」－「消費カロリー」＝肥満量となります。そして、その差が大きいほど、肥るスピードも速いわけで、糖尿病のリスクも高まります。