現代人のストレス解消が、食べることで精神の安定を保つ・・というパターンが肥満と糖尿病を促進する面もあります。

ある人には、食べている時間帯は癒されている時間なのです。だから、イライラしたときなどは無意識に暴飲暴食を繰り返し、たくさん食べて肥る＝糖尿病になるのです。

その根源の力はストレス性の食欲促進です。それによって、肥満は食べることで心が落ち着く「食事中毒」と言われるゆえんなのです。

だからストレス解消のために過食に走る人がいます。もしかしたら、現代人はストレスが増加したというよりは、人々のストレス耐性（不満耐性）の低下のほうが大きいのかもしれません。

乳幼児期から我慢する必要がない環境下で成長すると、我慢やストレスによって発達するはずの大脳の辺縁系皮質が未発達のまま大人になってしまう・・という研究データもあるからです。

さらに、親や祖父母が過剰に甘やかし、子どもの言いなりになってしまうことによって起こる、「権勢症候群」になってしまい、自己中心的であったり非社会的な人間ができあがってしまうというものです。その最たる人間が犯罪者なのかもしれません。

糖尿病には色んな時代背景も影響しているんですね。